特に投資家の方はこれに気付いている人が多いと思います「人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点」[木暮太一]

「社会や経済は十分豊かになったのに、働き方は豊かにならないのか?」という疑問に対して、資本主義経済のルールから労働者の給料について考え、その上で自分の利益を高める方法を説明する本です。
資本主義における給料、多くの日本企業の社員への給料は「経費の積み上げ」によって決まっています。
つまり給料は「明日も同じように働くために必要な経費のみ」 = 「労働の再生産コスト(=価値)」ということです。決して「生み出した利益(使用価値)」でないというのがポイントです。確かに2倍の成果をあげても、給料は多少上がりますが、2倍にはなりません。

だから労働者は「利益を生み出す」ことを考えるよりも、「自分の価値」を高めることを考えるのが先である、と説いています。
知識などを身につけ、それを用いて稼ぎ、稼ぐ過程で得た知識などの「価値」をさらに使って稼ぐ、という考え方です。
自分自身に毎日「資産を作る仕事を、今日はどれだけやったか?」と問うべき、と言っています。
そして多くの人は、すでに技術や知識は十分持っていて、新しく取り入れるべきは、「編集力」と言います。
これは自分が持っているものを「相手が欲しいもの」に変える力です。
成果を出そう、成績を上げよう、ということを優先しがちです。
その過程で自分の価値(知識など)が上がるのであれば良いですが、そうでなければ笑うのは会社だけ。
長期的視点で自分のことを考えるのであれば、価値を上げる、土台を作る、ということを考えなければならない。